今年のバラ

都内にある　旧古川邸庭園　にバラを観に行ってきました。
去年に引き続き今年も着物でバラです。
残念ながら、５月半ばと６月半ばに見ごろを迎えるように手入れされているようで、ちょっと華やかさが足りなかった。
ただ、今回の目的はバラと洋館見学だったので、あんまり気にしない。
前の日まで雨降ったりしてたけど、今日は晴れてくれたしね。

洋館と和服って違和感感じる人もいるかもしれませんが、私の好きな組み合わせです。
洋館が建てられた大正時代は、日本人の多くが着物を着ていたので、洋館と和服は合うはずなんです。
この旧古河邸は、おととし観に行った「旧岩崎邸」と同じくコンドルさんの設計で、現在は都立公園になっています。
なので、ファサードや壁紙や水周りなどに共通点がいっぱい。
ちなみに、この頃のお金持ちは洋館を建てても、和の生活をしたがっていたようです。
というのも、岩崎邸は洋館を迎賓館として使用し、洋館と廊下で繋がっている純和風建物が家族の日常生活の場になっていました。
古河邸は1階が純洋風空間で2階のホールも洋館そのもの。ただし、2階の個室はほとんど和室になっていました。1階は公的な空間が主で、2階が家族の居住スペースとしての和室だったようです。
和室はツッコミどころも多くありましたが、コンドルの和の造詣の深さが感じられましたし、和と洋を同時に成り立たせる技術はすばらしかったです。
ちなみに古河邸はレンガ造りだそうで、壁がずいぶんと厚かった。
日本の洋館は木造がほとんどだと思っていたので、レンガって事にびっくりしました。
日本人が設計したわけじゃないから、木じゃなくて当然なんだろうけど。